# VNCしたい Raspberry Pi OS Bookworm(Debian 12)以降、Raspberry Pi 4/5シリーズではWaylandベースの**WayVNC**がデフォルトのVNCサーバーになりました。 ## WayVNCを起動したい ```bash # WayVNCサービスを起動 sudo systemctl start wayvnc # 自動起動を有効化 sudo systemctl enable wayvnc # サービスの状態を確認 sudo systemctl status wayvnc ``` ### WayVNCを停止したい ```bash # WayVNCサービスを停止 sudo systemctl stop wayvnc # 自動起動を無効化 sudo systemctl disable wayvnc ``` ## GUIしたい デスクトップの設定からVNCを有効にします。 1. {guilabel}`Preferences` → {guilabel}`Raspberry Pi Configuration`を選択する 2. {guilabel}`Interface`タブを選択する 3. {guilabel}`VNC`のトグルボタンを有効にする ## WayVNCについて **WayVNC**はWaylandベースのVNCサーバーです。 ### 特徴 - デフォルトで暗号化通信(TLS)が有効 - ローカルユーザー認証がデフォルト - TigerVNC ViewerやRealVNC Viewer(0.7.0以降)で接続可能 ### 設定ファイル WayVNCの詳細設定は以下のファイルで行えます: ```bash ~/.config/wayvnc/config ``` ## VNCクライアントしたい ```bash # Homebrewでインストール brew install tigervnc-viewer # vncviewerコマンドで接続 vncviewer :5900 ``` Raspberry PiにアクセスするためのVNCクライアントには [TigerVNC Viewer](https://tigervnc.org/)が推奨されています。 TigerVNCはHomebrewでインストールできます。 :::{warning} macOS標準のScreen Sharingアプリ(Finder.appから接続)は、**WayVNCと互換性がありません**。 Screen SharingはRFB(RFBプロトコル)のレガシー形式のみの対応で、 WayVNCのTLS暗号化やRSA-AES認証に対応していません。 そのため、バージョンの不一致エラーが発生します。 どうしてもFinder.appから接続したい場合は、 Raspberry Pi側でX11モードに切り替える必要があります。 ```bash sudo raspi-config # Advanced options → Wayland → X11 を選択 # 再起動 ``` ただし、セキュリティ上の理由からX11からWaylandへの移行が進められており、わざわざこの方法を使うことは推奨されていません。 ::: ## SSH経由でセキュアに接続したい ネットワーク経由でVNC接続する場合、セキュリティを強化するためSSHトンネリングの使用を推奨します。 ```bash # SSH トンネルの確立(クライアントマシンで実行) ssh -L 5900:localhost:5900 @ # その後、VNCクライアントで localhost:5900 に接続 ``` これにより、VNCトラフィックがSSHで暗号化されます。