ローカルの更新をリモートに送りたい(git push

$ git push

pushコマンドを使って、ローカルの作業ブランチに追加したコミットを、リモートに反映できます。 ブランチ名が一致しない場合は、メッセージが表示されて失敗します。

新規ブランチしたい

$ git push origin 作業ブランチ名
 * [new branch]      作業ブランチ名 -> 作業ブランチ名

$ git br -a
* 作業ブランチ
  main
  remotes/origin/HEAD -> origin/main
  remotes/origin/作業ブランチ名
  remotes/origin/main

ローカルで作成した作業ブランチからプッシュする場合、 リモート先(origin)と、そのブランチを紐づける必要があります。

すべてのタグをプッシュしたい

$ git push origin --tags

--tagsオプションを使って、ローカルで作成したすべてのタグを、リモート(origin)に追加できます。

既存のGitリポジトリを追加したい

$ cd 既存のGitリポジトリ
$ git remote add origin リポジトリのURL
$ git branch -M main  # ブランチ名を main に変更
$ git push -uf origin main

ローカルで作成したリポジトリを、GitHubやGitLabなどのホスティングサービスに追加できます。

まず、ホスティングサービス上に空のプロジェクトを作成します。 そして、git remote addを使って、ローカルのリポジトリと、ホスティングサービスのプロジェクトを紐づけます。 デフォルトのブランチ名はmainに変更しておくとよいでしょう。 最後に、現在の作業ブランチ(main)をリモート(origin)にプッシュすればOKです。

これで、作成をはじめてしまったプロジェクトでもGitHub/GitLabで管理できるようになりました。 卒論や修論をLaTeXで書いている場合、ソースファイルをこのように管理しておいてもよいと思います (執筆中はプライベートリポジトリを活用しましょう)。

注釈

2020年にGitHubのデフォルトリポジトリ名がmasterからmainに変更されました。 2021年にはGitLabのデフォルトリポジトリ名がmasterからmainに変更されました。