自前コマンドを作りたい(\newcommand
)
\newcommand{\コマンド名}{やりたいこと}
\newcommand{\コマンド名}[引数の数]{やりたいこと。引数1=#1。引数2=#1。...引数9=#9。}
既存のコマンドを変更したい(\renewcommand
)
\renewcommand{\コマンド名}[引数の数]{やりたいこと}
既存のコマンドを変更する場合は\renewcommand
コマンドを使います。
存在しないコマンド名に対して使うと未定義エラーが出力されます。
これは\providecommand
コマンドと合わせて使うと回避できます。
\providecommand{\コマンド名}{}
\renewcommand{\コマンド名}[引数の数]{やりたいこと}
ヒント
既存のコマンドを少し変えたい場合は、コマンド名を大文字にする方法もあります。
以下のサンプルでは、水平線の太さを変えたコマンドを新しく作成しています。
hrule
を\renewcommand
する代わりに\HRule
というコマンド名にしています。
\newcommand{\HRule}{\rule{\linewidth}{0.5mm}}
自前の環境を作りたい
\newenvironment{環境名}{やりたいこと}{やりたいこと}
変数を定義したい(\def
)
\def\fileversion{1.2}
\def\filedate{2023/06/12}
\def\docdate {2023/06/12}
\def
コマンドを使って変数を定義できます。
サンプルのようにクラスファイル(.cls
)の冒頭にバージョン番号などを定義しておけば、あとで参照できます。