タイプセットしたい(latexmk

$ latexmk
$ latexmk [オプション] ファイル名  # .texはあってもなくてもよい

LaTeX文書のタイプセット(=コンパイル)を自動化するコマンドです。 目次や参照をするために自動でコンパイルを繰り返したり、変更のあったファイルのみ差分コンパイルしたりできます。 ファイル名を指定しない場合でも、よしなにやってくれます。

シェルエスケープしたい(-shell-escape

$ latexmk -shell-escape

コードをシンタックスハイライトするmintedパッケージなど、外部スクリプトを呼び出すパッケージを使う場合、-shell-escapeオプションが必要です。

エラーを無視したい

$ latexmk -f -interaction=nonstopmode

ライブプレビューしたい(-pvc

$ latexmk -pvc

-pvcオプションでPDF出力をライブプレビューできます。 これで編集作業が捗ります。

設定ファイルを指定したい

1$ latexmk -r latexmkjarc

設定ファイルのデフォルトはlatexmkrcもしくは.latexmkrcですが、-rオプションで変更できます。

中間ファイルを削除したい(-c / -C

$ latexmk -c
$ latexmk -C  # 中間ファイルをすべて削除する

コンパイルすると.aux / .fdb_latexmk / .fls / .log / .outなどの拡張子の中間ファイルが作成されます。 -cオプションをつけると、コンパイル後にそれらの中間ファイルを削除できます。 -Cオプションでdvi / ps / pdfも含めたすべての中間ファイルを削除できます。

ヘルプを確認したい

1$ latexmk -h
2$ latexmk --help
3$ texdoc latexmk

シェルでの実行オプションを確認したい場合は-h / --help で十分です。 もっと詳細を確認したい場合はtexdocしてPDFを確認するのが一番です。

バージョンを確認したい

1$ latexmk -v
2$ latexmk --version
3Latexmk, John Collins, 17 Mar. 2022. Version 4.77